こんにちは、銀ふくろうです。
今回は日本の自殺率が高い理由の説を突発的に思いついたので書いていこうかと思います。
早速、本編に入りたいと思います。
説は2つです。順に見ていきます。
日本の自殺率が高い理由その1
自殺を禁止する宗教が他国と比べ広がっていない
多くの宗教の前提にあるのは
自己存在の使命と保証であるはずです。
例えばイスラム、キリスト、ユダヤ教の聖書である旧約聖書の創世記では
『神はまた言われた、「われわれのかたちに、われわれにかたどって人を造り、これに海の魚と、空の鳥と、家畜と、地のすべての獣と、地のすべての這うものとを治めさせよう」。』(第1章26節)
と記し、人間を他の動物を支配させる目的で創造した、としています。これによって人間は『他の動物を統べる為に生きる』という使命を与えられ、更にはその存在を保証されることとなっているのです。(過言かもしれませんが…)
従ってそれを放棄して自殺することは、信仰している神の命令に背くことになります。
またイスラム教において最重要聖書であるクルアーンにおいても
『だが、自分の手で自らを破滅に陥れてはならない。』(雌牛章第195節)
『またあなたがた自身を、殺し(たり害し)てはならない。』(婦人章第29節)
と記されており、自殺を禁止にすることで、信者の存在を肯定…とは言い難いですが否定の否定(?)をしているのです。
以上のように世界の2大宗教(大体世界の半分くらいの人がどちらかの信者)だけでなく、(少なくとも現世において)人間を全生物の長とする考えのある多くの宗教は自殺禁止を定めています。
一方で現代の日本はどうでしょう。
まずよく言われるとおり、日本は無信教です。
かくいう筆者も困ったときにしか神様を拝みません。
葬式の時によく聞く話も死後の世界のことばっかりで、自殺してはいけないというのは道徳の教科書と電車の中吊り広告くらいです。
ですが皆さんは道徳の教科書を(大人なら今でも)大事に持ち、習慣的に読み返したり、広告を見てウンウン頷いたりするでしょうか?
つまり自殺してはいけないという思いが少ないのです。
その2
いないほうがマシという考えがあるかもしれない(あくまでもしれないです!)
(これもまた妄想かもしれませんが、)日本は集団を重んじる傾向にあります。正直、集団信仰の宗教があるって言いたいくらいです。(口が裂けても言い切れませんが…)
日本人のほとんどが何かしらの集団に属します。基本的には社会に、例外として反社会集団という形もあるでしょう。
ここでは皆さんが社会に属すると仮定して考えてみます。(反社会集団の人たちの自己定義は親父や伯父貴と言った目上の人によって定義され、子分が鉄砲玉になる等といった点で言うまでもありませんし…)多くの皆さんは自分が社会の歯車の一つであるという自覚を持っていると思います。従って歯車として、正しく回り続けることで、社会に貢献し、そして恩恵を預かり生活をしていることと思います。これがもし、歯車が空転していたり、自分が逆に回ろうとしていたらどうでしょう。恐らく自分は社会のお荷物、邪魔者と思うことになるでしょう。
そして自分が生きていられるのは社会のおかげです。ほかの人たちが貢献している中、自分だけが迷惑をかけていると思ったときに、生きてて良いのだろうかという疑問を持ちうるのではないでしょうか?
これは歯車である生産年齢層の自殺率が比較的高い、ひとつの理由になっているかと思います。
いかがでしたでしょうか。よくこういう社会問題に「他人事と思うな」という人がいますが、結局は他人事です。自分のことのように考えるのは自発的には厳しいでしょう。ですが、もし他人事ながらも考える機会が皆さんに与えられたならば幸いです。
最後までご覧頂き、有難うございました。
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