こんにちは銀ふくろうです。
今回は箱根近辺にある時代が昭和のまま残されている現役のホテル、富士箱根ランドの話をして参ります。
富士箱根ランドは1962年に開業した箱根峠より1キロ強南にある複合宿泊施設です。直ぐ南には函南原生林と呼ばれる手つかずの自然を楽しむためのトレッキングコースがあります。
施設内には「ホテル富士箱根」(1967~)と「富士箱根ランドスコーレプラザホテル」(1989~)の2つのホテルが営業しています。
以下ホテル富士箱根を「本館」、スコーレプラザホテルを「新館」とします。
この他にもボウリング場やパターゴルフ場、更には会議室や体育館などの設備があり、主に団体向けの宿泊施設として運営されています。団体での利用の具体例は剣道の合同合宿や数学者のセミナーが挙げられます。
かくいう筆者も今から10年以上前、2009年の梅雨の時期に小学校の課外授業で宿泊したことがありました。旧館の方です。当時はあまり気になっていませんでしたが、今となってはかなり設備が古かったなと思いました。また今はもう利用できなくなってしまいましたがアスレチック施設があり、その中には下が池になっていたりしてかなり厳しかったのも思い出します。
さらにその翌年にこのアスレチックに連れて行ってもらったのですが、保険なしなら無料で出来ると言われて無料で利用したこともいい思い出です。今ならありえない話かもしれませんね。
さてそれから10年経ちました。中高時代もよくどんな状況になっているのかは時々ネットで確認しており、アスレチックがどうやら無くなってしまったこと以外は余り変わっていないという事も確かめられていました。更にグーグルの衛星写真から建物の南に別の建物や別荘群があることも分かりました。
富士箱根ランドから原生林に至るまでの路に謎の格子状の道路があるのが分かります。
これが分かったのは航空写真を見た時でした。
グーグルによって引かれている道の一部が倒木で寸断されています。これは気になる…!
ということで2019年の8月と9月末。免許取りたての友人に連れて行ってもらいました。
6月はほぼ野次馬で周辺をうろついて帰っただけ(すいません)でしたが、8月は新館の最上階で昼食を頂きました。
富士箱根ランド周辺一帯はターンパイクの見晴台やくらかけCGといった景観の良さを強みとしたレジャー施設がたくさんあります。そこの8階にあるレストランからの眺めは中々のものでした。富士山は雲に覆われて見えませんでしたが…
食事後、本館の方へ向かいました。
奥が本館の会議室や食堂などがある催場棟です。手前側の建物は職員棟でしょうか。公表されている館内平面図には記載されていませんでした。(館内平面図はこちら:外部リンク)
おそらく職員棟だと考えられます。
色がハッキリと分かれていますね。
本館と新館は2階部分でつながっています。これは連絡通路を出たところ、フロント・売店の直上にあたり左には会議室があります。
先の階段を降りると宿泊棟です。2階は右側と左側で棟が分かれており、直接行き来することが出来ません。ちなみにエレベーターは右側の方にしかありません。またエレベーターは平面図を確認する限りエレベーターは館内に一基しかありません。
エレベーターは珍しく1枚扉。古いものなのは一目瞭然ですが機種はわかりません。
とりあえず先程の広いスペースにまで戻ることにしました。
これは通路の反対側にあたる部分です。写真だと見てわかりにくいかもしれませんが、床の高さが異なり階段で繋がれています。
手前に一部写っている階段にはそれぞれの施設案内が書かれています。
矢印も2階以上のものは白、1階のものは赤、地下のものは緑と色分けされています。
写真右の階段のあたりからプールが見えました。
長い間使われていなさそうですが、10年以上前は屋内プールだったみたいです。
(そのころの写真はこちら)
右手の建物は本館の宿泊棟ですが途中で色合いが変わっています。少し気になるところですね。
大食堂の方に降り、その右手にある階段から1階に降りることにしました。
続きはまた次回で。
最後までご覧頂きありがとうございました。
参考サイト
静岡県HP:https://www.pref.shizuoka.jp/kankyou/ka-020/kankyokyoiku/documents/21kansatugaido.pdf
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