玉川高島屋SC ガーデンアイランドのシャトルバス

2024年5月19日にガーデンアイランドが閉業します。
これに合わせて玉川高島屋本館とガーデンアイランドを結ぶシャトルバスは廃止となり、本館と瀬田の杜を結ぶシャトルバスについても車両がマイクロバスから小さい車格(想定乗客5名ほど)になります。

本ページは一時期シャトルバスを使用していた筆者がその記憶を残しておくものになります。
目次は以下の通りです。

1.ガーデンアイランドとは

ガーデンアイランドは1998年6月にガーデニングブームの中で玉川高島屋SCの別館として開業した5階建て(B3F~2F)の複合商業施設です。2024年5月19日に閉業します。
建物は二棟に分かれており、当初は一方に園芸専門(第一園芸)のお店が、他方にはそれ以外(ペットショップやキャンプ用品店、飲食店など)が入っていました。が、閉業時点では園芸専門のお店が入っていた棟においてペットショップのお店などが入り、ガーデン要素を大きく減らした形で営業していました。

ガーデンアイランド入り口から
坂の麓からその途中まである建物で坂の麓にB3Fがある。ロゼッタストーンのような見た目をした一風変わった外観をしている。


2.シャトルバスの運行概要(玉川高島屋SC本館~ガーデンアイランド)

2-1.シャトルバスの運行背景

タイトルで述べた通りガーデンアイランドから高島屋本館へ無料のシャトルバスが運行していました。
両社の直線距離は400mほどある上に、道中はずっと坂です(ガーデンアイランドの方が高所)。
したがって複数棟でのショッピングをする際に歩きでの移動がキツく、シャトルバスは欠かせないものでした。

実際ガーデンアイランド開業当初からシャトルバスは走っていたようです。

google mapより引用

2-2.シャトルバスの走行ルート

走行ルートは単純で、上り下りともに246を走り続けるというものです。本館からガーデンアイランドへ向かう際は、環八との交差点手前にあるUターン用道路でターンします。下りはバイパスを横目に246を下り、中吉通りとの交差点で右折します。

google mapから引用。実線部分が上りの走行ルート。

2-3.シャトルバスの運行体制と利用状況

ガーデンアイランド入り口から
ガーデンアイランドで待機するのシャトルバス。(再掲)

シャトルバスは普段2台で運行していました。
うち1台は一番後ろの5席シートが取っ払われ、車いすが搭載できる仕様になっていました。

一方で玉川高島屋SCのバーゲンセールであるSpecial Daysになると3台で運行されるようになります。

コロナ禍以前は営業時間中ずっと稼働しており、10分~15分おきにそれぞれの停車場を発車することになっていました。ただし遅れにより20分以上間隔が空いたり、大雪により15時で運行を停止するということもあったりしました。

コロナ禍以降は発車時刻が厳密に定められるようになりました。

いずれの時期においてもガラガラになるのは営業開始1~3時間ほど(11~13時)の一部で、他の時間帯は乗車率が50%を下回ることがなかった記憶があります。ラッシュ(?)中は補助席が活躍しました。
また朝一本目のバスは高齢者が殆どで本館へ買い物に行く人たちだったようです。

乗客について、一部には前後での玉川高島屋SCにおけるショッピングをしていない層もいたようですが、彼らも玉川高島屋SCの常連ではあったそうです。

2-4.シャトルバスの待合所

本館側もガーデンアイランドも基本は廂に設置された木のベンチ(5~6人掛け)です。それぞれ2つ並べれられており、混んでいるときは立っている人もいました。

なお、2010年代後半から数年単位で本館待合室がありました。
最初期はウォーターサーバーがありましたが、すぐ自販機に変わりました(おそらくひと月あるかないかだったと思います)。
待合室自体はタクシーとバス両方の利用者が想定されており、モニターが2台でそれぞれの発着場を映していました。冷房が強く、夏の暑い時期にこの部屋に入ると気持ちよかったことを覚えています。

おわりに

覚えているうちに残しておこうと思い本記事を執筆しましたが、具体的な記録を自分が忘れていることや伝聞のことが多くあり、まだまだ調べていかなければならないと感じました。
したがいまして瀬田の杜線のことなど収集や整理ができ次第、本記事を更新する予定です。

とはいえ、記録に残らない記憶については表現できたと思います。
本記事を通してシャトルバスやガーデンアイランドのことを想像したり偲んでいただければ幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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