伊納駅訪問・層雲峡観光 2016.8

北海道旅行記

こんにちは。銀ふくろうです。
今日は予告通り、北海道編の話を進めて行きたいと思います。
層雲峡と明治のトンネルの、お話です。
(まだ1日目をご覧になっていない方は、第10話の記事をご覧下さい)

2日目:タイムテーブル
旭川駅 9:00発
↓道道12号線
伊納駅 9:25着 11:00発
↓道道12号線、道央自動車道 、旭川紋別自動車道
上川市内 12:30着 13:10発
↓大雪国道
層雲峡 13:50着
朝9時10分前に駅前のホテルでチェックアウトを
済ませまして、早速本日のメイン会場となる
伊納駅に向かいました。

伊納駅:捨てられたサイクリングロードと官設鉄道の遺構


こちらが伊納駅の写真です。
現在は寂れた感じですが、5年ほど前まで近くに工業高校があり、
無人駅ながらも人がいたようです。
また、旭川駅の2つ前ということもあり、
列車を通ることも少なくありません。
駅舎でて目の前の道がサイクリングロードに
なっていまして、これを2キロほど進むと、
このようなトンネルにぶつかります。

実は、目の前のサイクリングロードは、函館本線の旧線でして、
当時の列車はこのトンネルを1969年まで使用していました。
ということでこのトンネルもかなり古いものですが、
今回のメインはこれではありません。
それはトンネルの左側より藪の中をかき分けること2分、
姿を現しました。

このラスボスのような存在感を放つ遺構は、
先ほどのトンネルが使われる前に
列車が通っていた、その名も初代伊納隧道です。
1897年に建てられた隧道で、隧道の額の所には、
天皇統治を表す菊の紋がついています。

この写真ですと判り辛いですが、
トンネルの天井の一部に穴が空いており、
冬になると直径1mほどの氷柱が出来上がります。
綺麗なものみたいなので、今度見てみたいですね。

※夏はトンネル付近は獣道です。
万が一蜂の巣に近づいてしまうような場合があります。
特にスズメバチの巣は地中に埋まる形のため、
地面と判別がつかず、接近する恐れがあります。
また、本隧道はすぐそばを15分おきに列車が通る、
クマが生息しにくい環境です。
これらのことから、冬に来訪されることを強く勧めます。
撮影をし構造物を撫でるなど、
文化財級の遺構を体感し、私は駅の方へ戻りました。
いつ崩落するか分からないので、見に行くなら
今のうちだと思います。

層雲峡:リスと滝と廃道

そして、宿泊予定地の層雲峡へ向かいました。
ちなみにタイムテーブルの上川市内というのは、
自動車専用道路を降りて層雲峡に向かう前に、
昼食をとるために立寄ったものです。
上川は上川ラーメンというものが有名らしく、
私はその中でもご当地ならではの味である、
黒塩ラーメンというものを頂きました。
塩なのにスープは黒く、味も醤油と塩を足して
2で割ったような丁度良い油加減を
楽しむことが出来ました。
そして大雪国道を通って、層雲峡に向かいました。
天気は生憎の雨でして、ロープウェイとリフトで
30分ほどかけて登りました。
リフトは15分かけてゆっくり登るので、
とってものんびりゆるふわな感じでイイですね。
そしてゆるふわからの、

真っ白でした。天気ばっかりはどうしようもないですね。
でも山小屋で売られていたココアは美味しかったです。
私は、自販機で売られているようなココアですと、
ちょっと甘すぎると感じるので、このココアは少し薄めなくらいで
ピッタリでした。
山小屋を出て、リフト乗り場に向かう先で動物に出会いました。

このリスたちは基本逃げていきません。
いいですね。都会のクルックーはパンだけとって逃げていってしまうので、
ぜひ、リスの爪の垢を煎じて流し込んでやりたいです。
そしてロープウェイの入口まで戻ってからは、
なんとか峡系で見ることが出来る、滝を見に行きました。

自撮り風に撮ってみました。
下の川は豪雨で濁っていて見せられない状態です。
また、ここからウォーキングができるらしいのですが、
豪雨で行く事は出来ませんでした。
せめてと思い、滝の駐車場にあった入口より
様子を見てみました。

…本当に、普段から歩けるのでしょうか。
一応このウォーキングコースは、国道の旧道を
利用したものらしいですが、どうにも
ウォーキングコースにしては整備が行き届いていなさそうな
そんな感じがしました。
また新道が出来たのは、層雲峡で落石事故があり安全性の問題が発覚したからのようです。
元から危ない道なので、いつか廃道になるかと思われます。
バリケードの間からこの写真を撮影した後、私はこの日泊まるホテルに移動しました。

いかがだったでしょうか。層雲峡全体は所々に廃墟があり、
観光客はなかなかいたものの、
大通りは閑散としててこのままでは観光地生命を
脅かされるような状態でした。
ただ、観光地として廃れているのではなく、
単にホテルが立ち過ぎたという印象です。
大通りの店は殆ど宿泊施設がついており、
国道沿いには東横インレベルの建物がいくつも並んでいました。
バブルのものが多いと見受けられましたが、正直、
バブル世代の建物はもう古い建物に入ると思います。
これからのリニューアルなどで、印象はかなり変わると思われます。
今後に期待ですね。

それでは今日はこの辺で。最後までご覧いただき、有難う御座いました。

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