飯田線 秘境駅田本探訪 

巡検レポート

長野県の辰野駅と、愛知県の豊橋駅を結ぶ長大ローカル線の飯田線。
その真ん中らへんに当たる秘境駅である、田本駅に訪問した時の話です。

訪問時期:2016年8月
移動時間:松本駅から田本駅まで4時間半(詳細は本編にて説明)
予算:2300円(2016年頃の18きっぷ使用料金,2022年現在は2410円)


~本編~
4日目:タイムスケジュール
松本駅    8:38発
↓中央本線 甲府行
岡谷駅    9:22着 9:45発
↓飯田線 豊橋行
田本駅   13:09着 13:54発
↓飯田線 岡谷行
岡谷駅   17:31着 17:55発
↓中央本線 甲府行
上諏訪   18:06着
今日は秘境駅に訪れる為だけの日で、しかも飯田線内では3時間半も要する
ということなので、朝早くまで、貯めていたゲームを消費しまして、
グッスリ寝られるような形で出発しました。
しかし岡谷で乗り換えてみると、思った以上に人がいまして、座ることが出来なかったので、
席が空いた飯田駅までは運転席(一番後ろ)にかじりついていました。
飯田駅までは、どこにでも見るようなローカル線の風景が広がっていました。

このほのぼのとした車窓は、東京都内23区民にとって癒しですね。東京ではまず端の車両に乗ると、
人間暖房が待っているのです。(ラッシュ時間中に限った話です。)
飯田駅には思っていた以上に早く着き、飯田市街地にある2,3駅で車内の半数近くのひとが降り、
座ることが出来ました。席に座りおもむろに目を閉じると、まもなく天竜峡に着くというところまで
眠り続けました。いつの間にか車窓の雰囲気は様変わりし、山地や山脈を縦断するような路線の
車窓になっていました。

そして、愛知県と長野県の県境にもう少しという所で、私は列車から降りました。
田本駅に到着です。

駅舎、というより待合室がホームに設置されています。

駅ノートも置かれていました。素敵なイラストも描かれています。

この写真は、田本駅から唯一繋がっている道から撮影したものです。
見ての通り、撮影した場所を通る道以外に何もないことがお分かりいただけるでしょうか。
何もないことは、秘境駅の1番の魅力です。そして、わずかばかりの人の手が入ったものを
見ることも、秘境駅の魅力の一つです。

この吊り橋は、昭和30年代に作られたものらしいのですが、一体何人がこの橋を
利用したのでしょうか。
そしてこの吊り橋を渡り、しばらく高尾山の登山道のような道を歩いていると、

もう一つ吊り橋に出くわしました。さっきよりかなり長い吊り橋です。
因みに下を流れているのは天竜川です。

橋の入り口の方を撮影してみました。雰囲気ありますね。
勿論、普通にわたっても大丈夫です。ワイヤーや支柱で無理に力を入れなければ、
木製じゃない吊り橋というものは、かなりしっかりしています。

この吊り橋を渡り切った場所からは車道がありました。ここから先は集落の方へつながっており、
集落は高校があったりと、人はちゃんと住んでいるようです。
ただ、なんか出そうな雰囲気だったので、ここで引き返しました。
戻る途中で面白いものを見つけました。

多分今わたっている橋より1代前の橋の土台ですね。
でもあんなに低いと台風とかきたらヤバそう…
まあ、安全性の問題で新設したんでしょうね。
田本駅まで戻るとちょうどのタイミングで列車が来ましたので、それに乗り、
今日の宿泊予定地である上諏訪に向かいました。
写真におさめてはいませんが、諏訪湖では夏休みの間毎日、花火を打ち上げていました。
1か月以上花火を打ち上げ続けるって、凄いですよね。
また、諏訪湖湖畔には千人風呂という、深さ1メートル程の、15メートルプールのような
銭湯があり、入ってきました。やや暑めなので長い間浸かってはいませんでしたが、
誰もいなかったら小学生のころのように泳ぎたくなるような風呂でした。
上諏訪までなら、日帰りで訪れることもできると思うので、
もし興味と時間があれば、楽しんでいって頂けると思います。
4日目の出来事は以上です。

それでは今日はこの辺で。最後までご覧いただき、有難うございました。

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