ChatGPT-3でフェルミ推定をやってみた

3.面接官をやってもらい、フィードバックもしてもらう

適当な注文をつけましたが、出そうな(というよりよく練習問題で取り扱われる)お題が出されました。前提合わせを始めます。

褒めてくれると嬉しくなる

お題が大分難しくなった気がしますが、ここも解ける分野にまで落とし込まれたように思えます。

ここから15分ほどかけて鉛筆なめなめです。前述の通り、コンサルタントになれなかった者ですので余りGPTに文句が言えないようなアウトプットになりました。一応作成した文書を貼り付けておきます。レベルが低く、また読みづらいと思うので、飛ばして頂いても大丈夫です。

推定結果は3.4万台となりました。
まず計算形式として都内で所有される台数と都内を出入りする台数を加算したものについて、主にどのような需要があるのかに着目して、推定を行いました。どれだけ供給出来るかに着目した場合ですと、事業所の台数×保有割合×都内を走行する割合で求められますが、都外のタクシーが都内を走行する割合について、「どれだけ都内への需要があるか」については県ごとの需要が掴みづらい(都市・時間レベルで大きく異なり、平均値を推定することが難しい)と考えたためです。
その上で出発地または到着地が都内である台数を求めつつ、稼働していない台数についても留意しながら推定を行いました。大都市部と地方部においてタクシー利用の主な背景が異なると仮定し、大都市部では主に業務上の定期・非定期移動と公共交通機関の営業時間外における移動を背景とし、地方部では自家用車やコミュニティバスなどを使用しないケースを想定しました。なお、離島部については人口総数が少ないことから需要も少ないと仮定し、推定を省略しました。
業務上の移動については1日にオフィスから移動する人×タクシー割合×頻度をタクシー1台が1日の営業時間内に捌く人数で割りました。ブルーカラーについては殆どが商用車で移動すると考えたためです。オフィスで移動する人については東京都市部の人口総数(1200万人とします)にホワイトカラーの割合30%(高齢化率30%と年少者20%を除したものを社会人割合とし、そのうちホワイトカラーの割合を60%としました)、更に移動が多いであろうバックオフィスでない人の割合を30%とし、オフィスから移動する人を32.4万人としました。頻度は移動において往復でタクシーを使用するものと仮定して1日2回としています。最後にタクシー1台が捌く人数としては、営業時間7時間に対して、一回の賃走に15分かけているものとして28人と仮定しています。この結果として32.4万人×2回÷28人でおよそ2.4万台となりました。
時間外の移動については、公共交通機関の営業時間外において使用されるタクシーの台数とし、それが主に社会人と学生によって占められるものと考えました。そのため社会人と学生の人口×営業時間外での滞在率×帰宅する割合で人数を推定し、これにタクシーの1台が捌ける人数で除算しました。社会人と学生の人口については東京都市部の総人口の50%である600万人であるとし、滞在する人は殆どいないものと仮定して1%としました。そしてこの数少ない滞在者のうち殆どが帰宅するものと仮定して帰宅する割合を80%としました。一方でタクシー1台は公共交通機関の営業時間外である5時間(12時から5時までとしました)において、一人1時間かけて賃走するために、一日5人を相手に出来ると推定しました。一人あたり1時間になるのは、利用者が主に帰宅を目的としており、これが長距離・長時間の移動になると考察したためです。これにより1200万人×50%×1%×80%÷5人/台=9600台となりました。ここで、この深夜帯と昼の時間帯で稼働しているタクシーは異なり、これら2つの需要に対応してタクシーの総数が構成されていると仮定したために、一日においてシフト外のタクシー台数は0台として推定しています。
最後に地方部での移動についてですが、地方部で乗る人をタクシー1台が1日で捌く人数で除算しました。地方部で乗る人は地方部の総人口に車非使用割合をかけた上で一日あたりの頻度をかけて計算します。地方部の総人口については、都内では都市部に人口が集中していることから、都市部の10%であると仮定し、120万人としました。また車非使用割合についても、地方部では自家用車の使用が殆どであると考え、全体の10%程と考えました。頻度も少なく、通院などの目的から月に一度ほどで往復の2回使用するものとしました。最後にタクシー1台が1日で捌く台数については、営業時間が8時間であるのに対して、一回の賃走時間を30分と仮定しました。結果として120万人×10%×10%÷30×2回÷(8÷0.5)=500台となりました。
以上より、24000+9600+500でおよそ34000台と推定しました。

このような回答を投げてみます。ところが…

言葉も出なかったのだろうか…

2回エラーが出て、3回目も無言の反応でした。いきなり、長文を送ったからでしょうか。取り敢えず前置きを送り、その上でもう一度解答を送りました。

どうやら記憶をなくしてしまったようです。仕方なく前提の説明も含めた上でお願いをし、解答を送りました。

すると早速質問を返してくれました。

思考をブラッシュアップするような、迫力のある質問は無いですが、振り返りと内省をしながら質問に答えていきます。ここら辺は「圧迫感のある質問で!」とオーダーすればやってくれそうな気もします。

最後は途中で送ってしまいましたが、GPTはしっかり反応し、質問を重ねます。筆者も打ち返します。

ホテルに滞在する場合を例にあげるなら、帰宅率もいじる必要があるが、頭から抜け落ちている

ここで面接が終了しましたので、最後に「このシチュエーションでどう評価されるか、そして受かるのか」とフィードバックをお願いしました。GPTは合否の推定と評価の根拠を提示せずに返答を行いました。また続けてお願いしたアドバイスについても、GPTが行った評価に関連づけて回答しました。

コンサルティングファームの知識と言われて?だったが、誰からの視点で推定を行うのかが欠けていた自分の問題だと反省した

以上がGPTとのやり取りでした。質問の深堀や評価視点などについては、実際の面接やコンサルタントの方との壁打ちのレベルには遠く及ばないかもしれませんが、周りに協力できる人がいない時には十分使えるのではないかと思いました。また、GPTにしてもらった回答に質問を投げるという形式でも活用できるのでは無いかと思います。

暫くはバージョン3のままかもしれませんが、ケース面接の練習がしたい方なら、取り組んでみてはいかがでしょうか?

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