こんにちは、銀ふくろうです
今回は土讃線という鉄道路線が昔通っていた場所について話していきたいと思います。
それでは早速、本編に入っていきたいと思います。
旧線の概要 場所:土讃線 大杉~大王信号場間(橋梁付近まで) 切り替え時期:1973年2月26日 訪問時期:2016年12月
~本編~
1.土讃線とは?

土讃線とは、香川県の多度津という場所から高知県高知市を通り、愛媛県と高知県の県境付近の窪川までを通る四国の幹線です。

途中駅には大歩危駅といった景勝地もあり、車窓が美しいということでも有名です。
2.旧線が出来る理由


土讃線は自然の豊かな場所を走るために、車窓が美しいという特徴を持つ反面、土砂崩れといった、自然災害に弱いという特徴もあります。
土讃線が開通した当初は切り立った場所にトンネルなどを作る技術がなく、川に沿って列車が走っていましたが、時代が進むにつれて技術が発達し、トンネルが作られるようになりました。
そして今まで走っていた部分は走らなくなり、またそのような場所は新たに活用する方法がなく、旧線跡として残り続けるのです。
ちなみに上の写真は新線のトンネルを旧線から撮影したものです。
3.旧線探訪(大杉駅付近)
そして2016年の冬に旧線跡のひとつである場所に行って参りましたので、その話をしていきたいと思います。

大杉駅構内はもともとは大きかったようですが、現在は線路が安置されています。

左上に見える車道から分岐する形で、旧線区間に入りました。

途中に鉄橋区間があり、鉄橋に使用していた鉄柱を使って歩道ができていました。
左にある足場はよくあるネジで固定されていました。

何人も座れそう石が小さく見えます。高い所がやや苦手な筆者にはちょっとキツいです。

橋を渡ったところの様子です。右には不気味な小屋がありました。

左側には鉄道が通っていた頃の石垣が残っていました。

橋からしばらく歩いたところで茂みにたどり着きました。雨が降っていたこともあり、ここで引き返すことにしました。

戻る途中で、新線に切り替えられる前の地図がありました。新線では「おおすぎ」駅の南側が川から離れるように弓なりにカーブしています。
やはり災害と隣合わせの環境だったみたいです。
やはり災害と隣合わせの環境だったみたいです。

これも旧線のものです。ちなみに、脇には新線が通っています。

こうして戻ってきました。
4.最後に
恐らくこれからもトンネル化が進むことかと思います。安全な運転は1番ですが、美しい車窓が減ってしまうものは寂しいものですね。
今回はこの辺で。
次回は宇和島の先に行ってきたことについて話していきたいと思います。
それではまたお会いしましょう。
最後までご覧いただき、有難うございました。
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