こんにちは、銀ふくろうです。
本記事は一個人がサイトを運営していく上で鍵となる「whois情報代理公開サービス」と筆者が体験したその一次(局所?)的なサービス制限について扱うものです。主に以下の2つに節を分けて説明していこうかと思います。
1.whois情報と代理公開サービスの内容
2.登録情報の不備に伴う一時的なサービスの解除
では早速、本編に入りたいと思います。
1.whois情報と代理公開サービス
まず、前提となる導入情報から。
原則として独自のドメインを登録してサイトを作成・運営していくために、登録者は”誰がそのサイトを管理しているのか”を公開しなくてはなりません。
しかしこれには問題点、というより懸念事項があります。その公開する情報というのは住所や電話番号といった個人情報であり、一個人がサイトを運営していくためにこれらを公開する事はリスクがあるようにも感じられる方もいるでしょう。というか筆者がそうでした。
そこでドメイン登録サービスの多くでは、登録者の個人情報の代わりに登録サービスを運営している会社等の情報を公開する「代理公開サービス」を提供しています。これで筆者のような一個人でも個人情報を公開することなく、安心してサイトを作成・運営出来るのです。
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2.登録情報の不備に伴う一時的なサービスの解除
さて、そんな安心のサービスにも少し不安を覚えさせられる一面がありました。
登録情報に不備があった場合代理公開サービスを一時的に解除する必要があるのです。
登録情報というのはwhoisで登場してくる情報ではなくて、ドメインを登録するために登録サービスの中で設定する個人情報です。
この登録情報なのですがムームードメインにおいて代理公開サービスを設定している場合、記入が不備があってもその場で訂正を求められることはありません。また後で設定を変更する際にも代理公開を設定している場合には設定ページにおいて不備を指摘してくれることはありません。
つまるところ設定を一目見ただけでは間違っているか否かは分かりません。
この間違った状態のまま2週間ほど問題を放置していると、ドメインの利用制限が行われ、サイトにアクセスできなくなってしまいます。筆者はが間違って設定していたことに気づいたのは利用制限になってサイトが表示されなくなってからのことでした。
と言いながらですが、間違っている事を教えないというわけではありませんでした。
メールで通知していてくれたのです。
筆者の場合は2日に一回のペースで利用制限が行われた日までメールが来ていました。
このメールでは登録情報の修正手順まで丁寧に書かれていました。
問題はこの修正手順です。
1.個人設定で登録情報を修正する
2.whoisの設定を更新するため、一度公開情報を代理から登録者の情報に切り替える。
3.whoisの設定画面で貼ってあった登録者の情報を修正する。
4.情報公開代行サービスを希望する登録者は「代理公開」を選択する。
となっており、代理公開サービスを一度停止する必要があるように書いてあったのです。
筆者は最初「代理公開しなくても治らないかな~~~」と思って個人設定での登録情報のみを確認していました。すると電話番号のハイフン付け忘れ、更に市町村区のローマ字表記が大文字になっていました。(〇〇-shiとすべきところが〇〇-Shiになっていました。)最初は「細か!」と思っていましたが機械的に判断がされている訳ですし、記入欄の下に記入例が書いてあったわけですから悪いのは筆者です(笑)。
とりあえず登録情報を修正し、72時間(修正をしてから制限解除までの所要時間が最大72時間なためです。)待ってみたのですが利用制限が解除されませんでした。whoisの設定を修正することにしました。ほんの短い間とはいえ、世界中に個人情報を公開する訳ですから不安になりましたが仕方ありません。ササッと登録者情報を修正し、再び代理公開設定に変更しました。
2,30分後試しに「ginfukuro.com」でググってみると無事にサイトにアクセスできるようになっていました。個人設定修正後に3日間待った事も有ったのだと思いますが、随分とアッサリ終わりました。またwhois検索(whois情報を閲覧するサービス)で確認してみた所、しっかり代理公開の状態に戻っていました。
このような感じで、登録情報に不備があってこれを修正する際には一度whoisの代理公開設定を解除しなければいけなかったという話でした。
団体でドメインを登録する際にはそれほど大した事ではないと思いますが、個人でドメインを利用していく上ではやはりかなり慎重になるべき(これは個人設定の登録者情報の記入という面での話もあります)だと思います。ヒヤヒヤしたくないという人は個人設定においても一つ一つ記入例とよく見比べて間違いがないか確認しておくことを強くお勧めします。
この体験談が反面教師として活かされますように。
最後までご覧頂きありがとうございました。
参考サイト:whois検索(URL:https://tech-unlimited.com/whois.html)
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