留萌本線 留萌駅~増毛駅 2016年

留萌線 礼受駅より留萌方面 北海道旅行記
留萌線 礼受駅より留萌方面

本記事では:2016年に最初に廃止された区間(留萌駅~増毛駅間)の様子を記載

2026年4月に全線廃止となった留萌本線。最後は盛大に花火を打ち上げるなどして、話題となりました。

ご存知の方も多いでしょうが、この留萌本線は3回に分けて廃止が行われました。

留萌線の廃止時期と廃止された区間

回数時期廃止区間
第1回2016年12月5日増毛~留萌
第2回2023年4月1日留萌~石狩沼田
第3回2026年4月1日石狩沼田~深川

留萌線は深川駅から留萌駅を通り、増毛駅に至る66.8kmの路線でした。
深川駅~留萌駅間は内陸部を走る一方、留萌駅~増毛駅間は日本海沿いを通るため、車窓が大きく変わることが特徴的でした。その中で、海を見ながら走っていた増毛~留萌駅間は最後の廃止から遡ること大凡9年半前に廃止となっています。

筆者はこの海も望める当区間に、廃止4ヶ月前となる8月に乗車しておりました。
本記事では乗車した時の記録を2016年9月に纏めたものになります。

タイムテーブル

羽田空港第2ターミナル 8:30発
↓日本航空 新千歳空港行
新千歳空港    10:00着 10:40発
↓道道337号線、道央自動車道、深川留萌自動車道
留萌駅      13:50着 14:21発
↓留萌本線 増毛行
増毛駅      14:51着 15:41発
↓留萌本線 深川行
留萌駅      16:11着 18:05発
↓深川留萌自動車道、道央自動車道、国道12号線
旭川市街     19:00着

本列車は深川駅始発でしたが、時間の都合上、廃止区間の始点となる留萌駅から乗車しました。

なお、2023年3月の石狩沼田~留萌駅廃止時には、旭川駅始発に乗車し、旭川~深川~留萌に乗車した際のことを詳細に記述しています。よろしければご参照ください。

またこの半年前にも深川~留萌駅で留萌本線を利用しておりました。当時も本当は、増毛駅まで利用する予定だったのですが・・・。今回がリベンジということになります。

晩夏の留萌駅

さて、着きました。半年ぶりの留萌駅です。
うろこ雲に秋の近づきを感じる、晩夏の趣があります。



半年前に乗れなかった区間に遂に乗れると思うと、少し胸が踊ります。


改札もやはり混んでいました。半年前の冬も、2023年の廃止時も同様にテープでしっかり導線が作られていましたが、廃止と分かる前から、これくらい混んでいたものだったのでしょうか?

この時は「増毛方面」が点灯することも今年で最後だな、等と思っていましたが、ついぞ留萌駅そのものが廃駅となってしまいました。


列車がやってきました。
キハ54です。留萌線で使用されているものの中には0系新幹線の座席がそのまま転用されている数奇な車両もありました。他にも四国新幹線という傾奇者がいましたが、こちらの方が旅情があって好みでした。
路線が廃止になるとしても、この車両こそは残ってほしいですね。

2両で来た本編成ですが、車内の座席はすべて埋まりました。

ということで、筆者は増毛に着くまでの間、ずっと展望デッキに立っていました。
進行方向とは逆の方(留萌・深川方面)の方だったので、人はおりませんでした。

廃線区間

留萌駅を出て留萌港の橋梁を渡ると、右にカーブして、海沿いを走っていきます。

後ろから見ていると、電車が通った直後に、線路のわきの茂みから、
枯れ葉が舞い込んできます。

秋と廃線が決まった路線というのは、ひたすらに寂しいものでした。

瀬越駅跡です。現在も建物が残っていますが、中に入れないように板が打ち付けられているようでした。

日本海を眺めることが出来ました。平成初期は浜中海水浴場駅という臨時駅も設け、海水浴客が乗車していたそうです。

30分ほどで、増毛に到着しました。
今はこんなに賑わっていますが、5年ほど前までは利用者2人とかだったとか。

鉄道ファンというものはもしかしなくても、野次馬と一緒なのかもしれませんね。
こんなことになるんだったら、年中閉店セールとかやってみたら良いのに。
12月になったら来年まで期限を延ばします、とか。

駅舎は廃止後も利用されているようですね。
もしかしたらこのときとあんまり変わっていないのかもしれません。

増毛駅周辺を散策し、引き返す

駅舎の中は売店になっていました。
写真の中ではられている紙に描かれたような、増毛名物の甘海老の商品が売られていました。


増毛駅の外に出てみました。駅前の通りの写真です。道はお洒落な感じです。肝心のお店は大変かもしれませんが…

また、増毛町に工場を構えるカゴメ食品の看板が目立ちました。
観光地や絶景スポットもあるみたいなのですが、どれもこれも4キロとか5キロあります。バスも出ていますが、列車との接続はイマイチです。

オシャレな建物もありました。食堂、と書いてありますが、観光案内所だそうです。


駅まで戻ってきました。駅名標を収めます。

駅舎に残ったままの人も多くいました。ただ、2023年時の廃止前と比べると、ゆとりがあるように感じます。

最後にもう1枚、撮影しました。鉄道に興味がある人もない人も、写真を撮っている風景は賑やかでよいものです。どうしてこうなるまで放っておいてしまったのか、と後悔します。

帰りはロングシートに座り、車窓を楽しみました。やっぱり鉄道から見る海は爽やかさがあります。出来ることであれば続いて欲しかったですし、このまま羽幌線に乗って海を見続ける旅がしたかったな、と思います。

終わりに

廃線前に執筆した記事のため、別れを惜しむような(この一回しか乗ったことがありませんでしたが、)感じになっていますが、今や遠い記憶になってしまいました。
(また高校生のブログ一年が書いた記事のため、内容がペラッペラだったかもしれません。)

何れにせよ今筆者自身が大事にしたいのは、当時の気持ちをしっかり残しておく事と、今のうちにしか体験出来ないものを経験しておく事でした。

鉄道路線に限らず、今のうちに何かしておきたい事がないか、皆さんもこの機会に考えてみては如何でしょうか。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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