留萌本線 留萌~増毛間 in2016

北海道旅行記

2016年の12月に留萌-増毛間が廃止されてから5年以上が経ちました。
残りの深川-留萌間においても、廃線が濃厚となっています。

筆者もすでに廃止となった区間についての記憶が曖昧になって来ました。
この記事はこの時に備えて、乗車した時の記録を2016年9月に纏めたものです。

<タイムテーブル>
羽田空港第2ターミナル 8:30発
↓日本航空 新千歳空港行
新千歳空港    10:00着 10:40発
↓道道337号線、道央自動車道、深川留萌自動車道
留萌駅      13:50着 14:21発
↓留萌本線 増毛行
増毛駅      14:51着 15:41発
↓留萌本線 深川行
留萌駅      16:11着 18:05発
↓深川留萌自動車道、道央自動車道、国道12号線
旭川市街     19:00着
朝5時半起床、6時に出発し、7時半に羽田空港に到着し、定時通りに
羽田を出発し、5分ほど遅れて新千歳に着陸しました。
ここからレンタカーを借りる為に、空港からバスで移動しました。直結していなのか・・・
スタート地点が微妙にズれて、面している道路も少し異なるため、
新千歳からレンタカーで移動するかたは、要確認ですね(今更)。
ここから3時間ほどかけて、留萌駅に向かいました。
なぜ、わざわざ深川駅から乗らないのか。単に時間が間に合わないからです。
それと、深川から留萌までは乗ったことがあるから、という理由もあります
半年前のことなのですが、詳しくはいずれ、お話したいと思います。
さて、着きました。半年ぶりの留萌駅です。


この切符の販売も、

この増毛行の行先札も、

「増毛方面」が点灯することも今年で最後です。胸が苦しくなります。
廃線巡りは大好きなのに、廃止になる路線にのることは、
嬉しいとともになんだか切ないです。

列車がやってきました。北海道でよく見る気動車、キハ40ではなく、
キハ54です。しかも留萌線で使用されている車両にはあの
0系新幹線の座席がそのまま転用されているのです。
路線が廃止になるとしても、この車両こそは残ってほしいですね。
私は、増毛に着くまでの間、ずっと展望デッキに立っていました。
進行方向とは逆の方(留萌・深川方面)の方だったので、人はおらず。
私は、乗車中30分間ずっと、撮影を続けました。
iPhoneて映像とりながら、撮影もできるんですね。初めて知りました。

後ろから見ていると、電車が通った直後に、線路のわきの茂みから、
枯れ葉が舞い込んでくるんですよね。線路に生えている草と相まって、
ああ、なるほど。これが棄てられる路線なのかと、思い知らされました。
ただただ、悲しくなりました。

もう駅なんかは既に、哀愁が漂っているような気がします。

海も見えるし良いところ走っているんですけどね…

30分ほどで、増毛に到着しました。
今はこんなに賑わっていますが、5年ほど前までは利用者2人とかだったとか。
鉄道ファンというものはもしかしなくても、野次馬と一緒なのかもしれませんね。
こんなことになるんだったら、年中閉店セールとかやってみたら良いのに。
12月になったら来年まで期限を延ばします、とか。
・・・やっぱり寂しいですね。

駅舎は廃止後も利用されているようですね。
もしかしたらこのときとあんまり変わっていないのかもしれません。

駅舎の中は売店になっていました。
写真の中ではられている紙に描かれたような、増毛名物の甘海老の商品が売られていました。


増毛駅の外に出てみました。駅前の通りの写真です。
道はしっかりしていますが、肝心のお店は大変そうです。
また、増毛町に工場を構えるカゴメ食品の看板が目立ちました。
観光地や絶景スポットもあるみたいなのですが、どれもこれも
4キロとか5キロとか。バスも出ていますが、列車との接続はイマイチ。

オシャレな建物もありました。食堂、と書いてありますが、観光案内所だそうです。
おそらく、列車の代替の交通機関になるのでしょうが、
留萌線利用者としてはなかなか利用しづらいです。
駅まで戻り駅名標を撮影。

最後にもう1枚、撮影しました。この日のベストショットです。

この後、留萌駅まで戻り、そこから今日の宿である旭川まで向かいました。
この日の様子はこんな感じです。
いかがだったでしょうか。やはり何かがなくなるというのは悲しいものですね。
2日目は、旭川市内にある、旧線に向かいます。19世紀末に建てられた、
知る人ぞ知る、有名なトンネルを、見に行きます。

廃線前に執筆した記事のため、別れを惜しむような(この一回しか乗ったことがありませんでしたが、)感じになっていますが、今や遠い記憶になってしまいました。
(また高校生のブログ一年生が書いた記事のため、内容がペラッペラだったかもしれません。)

何れにせよ今筆者自身が大事にしたいのは、当時の気持ちをしっかり残しておく事と、今のうちにしか体験出来ないものを経験しておく事でした。

鉄道路線に限らず、今のうちに何かしておきたい事がないか、皆さんもこの機会に考えてみては如何でしょうか。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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4時間路線バスに乗り続けます。

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