5日間で登別→稚内→旭川→函館→室蘭(三日目)

5日間で登別→稚内→旭川→函館→室蘭

こんにちは、銀ふくろうです。

今日はいよいよ
​日本最北端、​宗谷岬に向かいます。
今まで稚内には行った事はあったのですが、宗谷岬は初めてのこと。

そしてそのままトンボ返りします。半分は路線バスで。

それでは本編に入りたいと思います。
この日の移動
旅程:稚内→宗谷岬→音威子府→旭川(天北宗谷岬線完乗)
予算:1万円(北海道パス25000円を5日で使用+バス代)
朝8時、ホテルを出た筆記一行は稚内駅前のバス停へ向かいました。
天気は微妙な感じです。晩冬の日本海沿いではよくある天気ですけどね。
写真の奥に見えるのはロシアでなく宗谷岬のある宗谷半島です。
 
​…開発される前のアーケード街寄っておくんだったな。
バス停から撮った標識の写真です。
英語表記の下にキリル文字がありますね。
そうです、ここは​ロシアへの玄関口なのです。てか名寄から北はもう雰囲気が日本ではありません。
というか稚内は玄関口じゃありません。
​もはや稚内はロシア​です。
8時38分、バスに乗りこみました。路線名は​天北宗谷岬線。その名の通り宗谷岬に行く天北線​なんです。
これはどういうことなのでしょうか。
​1.ま​ず
1989年に廃止された天北線は全線で代行バスが走ってたのですが、​採算が取れないとのことで​バスも廃止が予定されていたのです。
​2.し​かしながら
路線バスを廃止するとそれまで利用していた客は​自治体が運ばねばなりません。​つまり​乗合バス​(タクシーのようなもの)​を​自治体が運営することになります。
そうすると自治体が運営するために、​国が補助金​を出さなければなりません。いわゆる〇〇ですね。勿論​国は慈善事業者ではありませんからお金を出す事を渋り、この企画そのものを却下するでしょう。
まあ、国まで話は行かなさそうですけど。
 
​3.で​すから
なんとか赤字を抑える為にも​路線を合体する必要​があります。
そこで目をつけられたのが​宗谷岬へ向かう路線という訳なんですね。
 
​4.そ​して
繋げられた今、少し内陸側を走っていた天北線の一部区間(声問~鬼志別)は​廃止となりました。​(2018年5月現在)
 
​そんな経歴を持つ訳ですが、
自分の都合しか考えてない筆者としては
①最北端宗谷岬に行ける!
②天北線を​ほぼすべて​楽しめる
​天北宗谷岬線は最強なのです。
 
​はてさてそんなこんなで一時間位して、海が再び、見えてきました。パノラマティックで開けて見えるのも​空いているバスの魅力です。
あと個人的に先頭の席から見る運転席+景色も​好きなんですよね。まず運転手が格好いい。そして​先へ続く道ですね。これがたまらないんだな。
正直、
スーパービュー踊り子にも負けてないと思います。
そして段々と近づくとわかることですが、
 
凍れる海。​流氷ではありません。こちら側から凍るのです。ちなみにこの写真は​一番​大したことない時のものです。
​いいですか、​筆者はタイミングが最悪​なのです。
そしてですね、決まってこう言います。
​「実際に見に行ってみてください」
​でもこれ大事だと思うんですよ。(言い訳)
ここから旅行の本筋からは外れますが、
​要はガイドブックはいいところ見せたがり過ぎなのです。
だから実際に行ってみると、
『もう見た』となるのですよ。
ですから、​これくらいの方がいい()
そういえばここら辺に差し掛かった時の話なのですが、お客さんの1人が​宗谷1​というバス停で降りようとしたんですよね。
そしたらバスの運転手がですね、
​「宗谷岬は次ですよ」
​なんて言いましてね、​お客さん次のバス停の​宗谷​でおりてったんですね。
​宗谷岬は宗谷からバスで10分です。
​止める間もなく行ってしまわれたお客さんを引き止められなかったのは、​私のこの旅一番の後悔​です。
10時過ぎ、遂に到着しました。

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