5日間で登別→稚内→旭川→函館→室蘭(三日目)

5日間で登別→稚内→旭川→函館→室蘭

​10分強(各主要停留所共通の時間)​で撮ったものから。​ちなみに浜頓別のターミナルにのみ、我々の他に地元の学生がいましたが他は誰もいませんでした。  

興浜北線というのは、かつて浜頓別から北見枝幸を結んでいた廃線です。ん?北があるという事は南もあるかもって?その通りです。南もあります。 元々興浜北線と興浜南線は​興浜線​とよばれる一つの路線になる計画があったのです。この興浜線が全通することで稚内と網走や釧路をオホーツク海経由で移動できるようになるます。
しかし全通させて走らせても採算がとれないことが分かり、南北に分かれた線路がつながることはありませんでした。また既に走っていた北南線共々も赤字路線であったことから、これらも廃線に追い込まれたという訳です。この地図の路線のうち、残っているのは石北本線だけです。 ところでこの切符、乗車日が85年の6月20日となっていますね。廃止日が85年の7月1日ですから、ギリギリになって乗った時のものだということがわかります。 続いてはこちらの写真。

丁寧に説明の札まで入っていますね。行き先札。これがどこにかかっていたか、お分かりでしょうか。ヒントは一番左の札です。 聞くまでもありませんでしたね() 答えは改札口、それも手動の改札口です。首都県民の若輩である筆者にとっては、物珍しいものでした。 実はこのブログにも、行き先札が登場したことがあったのです。こちらの画像です。

一昨年のになりますが、留萌駅のものです。電光掲示板が殆どを占める時代になりましたが、今でも残っているのです。
(この留萌線の廃線区間に乗車した時の記事はこのリンクから御覧ください) ​なんでこんなに写真が少ないかというと、あとの写真が写真を撮影したものだからです。​著作権遵守です。​気になる方はぜひ​​バスを使って​​見に行って下さい。 あ、そうそう。中頓別過ぎて以降、音威子府までの内陸に進んでいく区間の辺りは天北線の青い鉄橋が右側に見えたり見えなかったりしますよ。車窓に注目ですよ。写真?気付いたらあっという間に通り過ぎてて無理でした()

そんなわけで音威子府につきました。休憩しながらも頑張って運転したドライバーに拍手。 到着したのが14時46分ということでしたが、一行は昼食を頂いてなかったので、昨日はありつけなかった駅構内の名物である​駅そば​を頂きました。暖かいそばとつゆが体に染み渡ります。一方店主の腰が曲がりすぎてるのが心配でした。この先大丈夫かな…。

駅の外は澱んだ感じ。 前日の心晴れやかになるような天気を振り返ってみましょう。

…印象はここまで変わるものなのですね。 澱んだこの天気にやられたのか、元からやらかしていたものなのか、予定していたプランを変更することにしました。 その変更を述べていきたいと思います。 変更前のプランです。

​​​15:01  音威子府発       
  特急サロベツ4号  旭川行
15:48  名寄着
16:10  名寄発
       深名線代行バス    幌加内行
18:12  幌加内着
18:27  幌加内発
       深名線代行バス    深川行
19:38  深川着
20:06  深川発
       特急ライラック37号 旭川行
20:25  旭川着 

​では変更後のプランをご覧下さい。

​15:01  音威子府発
       特急サロベツ4号   旭川行
16:48  旭川着 
​​​​参った。撤収。​1年半ぶりの旅行で路線バスに7時間超乗れるはずがなかったのです。明日以降の事を考えるとこれマジ英断。深名線、また機会があれば会おう。

そんなわけで旭川に早々向かい、

ジンギスカンで無事に優勝したのです。

​~~ ​執筆当時、実質補給無しでのこのバス完乗旅は消耗をした記憶が強く、深名線代行バスに乗ることを断念したこともあって不完全燃焼気味だったことを思い出します。
しかし、このバス路線も2019年の9月に減便が行われ稚内を出て宗谷岬を通り、音威子府駅を直接目指す便は一日一往復を残すばかりとなりました。
いつかはコミュニティバスやバンが使用されるようになるかもしれませんし、全廃になってしまう可能性もあると思います。今となっては貴重な経験をしたものだとしみじみと思います。

皆さんも旅行で「この路線…」というのがあったら使ってみるのも後々いい思い出になるかもしれません。ちょっと寄り道する感じで利用してみてはいかがでしょうか。

明日は函館まで降ります。途中札幌から長万部までは全自治体が廃止で合意した山線ルートを通っていきます。
それではまたお会いしましょう。
最後までご覧頂き、有難うございました。

(次の記事はここをクリック)

参考サイト
宗谷バス株式会社 稚内エリア(http://www.soyabus.co.jp/routebus/wakkanai

コメント

タイトルとURLをコピーしました