5日間で登別→稚内→旭川→函館→室蘭(三日目)

5日間で登別→稚内→旭川→函館→室蘭

11時15分、バスに乗りました。​貸切状態です。​朝飯から3時間もしないうちにペッコペコで腹が窪みそうな筆者一行は、今朝コンビニで購入した菓子を分け合い、​飢えをしのぎました。​ ここから約3時間。14時46分に音威子府に到着するまでは飯はございません。 こういう時にモノを考えるのは禁物。 考えるな、感じろ。 車窓に目をやること、10分。

​​困った。​​何も無い。​​​まず岬車窓が一定です。 ①上の写真のような雪+海  あるいは   ②生物の教科書に載らんばかりの針葉樹林 これに尽きます。30分経っても飽きなければ、​​ここらへんの学者になるべきです。

​あと当たり前のことなんですが、道路は直線的な海岸沿いに設けるのに対し、集落等は高潮などによる浸水を避けるため、海岸から距離を置きます。 古い家(オブラートのホイル焼き)が好きな筆者はそんな家が並んでいるかもしれないという妄想が崩れていきます。 ちなみに宗谷岬から主要停留所である鬼志別までの地図は以下の通りです。

(左上の尖っているのが宗谷岬です。) 距離は28.4kmですが路線バスで行くとなると簡単に移動できる距離ではありません。

  乗車してから30分程でもの新し気な構造物がありました。猿払村の歓迎看板です。綺麗な朝日だぁ…。 そういえば、主要駅はまだかい。お腹を空かせて資料館(飯屋などあるはずもない)を待ってるんだけども。 ​この筆者の心の中のブツブツは、 いよいよ​コンテンツが死に絶えた事を示しています。もう​しりとり​でもせんばかりの脳内の荒れ果て具合。 え、天北線跡を探せ? 非常に​​​残念なことなのですが、鬼志別まで天北線に合流する事はありません。 天北線は前々からお話していた通り、海岸線よりもかなり内陸側を走っております。 ​客を稚内に運ぶことがメイン​ですから、わざわざ宗谷岬などに遠回りする必要がなかったのです。 ところが今乗っているバスはどうでしょう。客足が遠のいて鉄路が廃止されたこともあって、​遠回りしてでも客を載せる​必要があります。 そして大抵宗谷岬にバスを使ってくる客は​そのまま引き返します。​宗谷岬から奥の事など気にする必要もまあ確かに、なかったのです。 これは ​客足が遠のき潰れた路線の跡を目当て観光地点で引き返すことなく乗ってくるマイノリティのバカ​​には非常に厳しいのです。 そんなわけで仕方なしに海に目をやり、

たまに水面に突き刺さっている油田のような​養殖場​に思いを馳せるわけです。 しかし、

辛い時間にも終わりがやってきました。

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